MCTオイルをダイエットに使うコツ
『MCTオイルについて知りたい』
『本当にダイエットに効果があるか不安…』
今回はそんなお悩みを解決する記事をご用意しました。
この記事では、
・MCTオイルのどこがすごい?
・MCTオイルをダイエットに取り入れるコツは?
・MCTオイルを使ったおすすめのレシピは?
という疑問にお答えします。
この記事を読むと、「MCTオイルと糖質制限の相性が良い理由」がわかります。
記事の後半では、MCTオイルを使ったおすすめレシピも紹介しています。
糖質制限ダイエットに必須のMCTオイルとは
MCTとは「Medium Chain Triglyceride」の頭文字をとったもので、「中鎖脂肪酸」と呼ばれます。
例えば、中鎖脂肪酸を多く含む食べものとしては、ココナッツオイルが有名です。
MCTオイルは、これらのオイルからMCTだけを精製して人工的に作った100%濃度のMCTのことをいいます。
消化吸収の速さとエネルギーへの変換効率の高さ
MCTオイルは、植物油(オリーブオイル・大豆油など)や動物性油脂(バター・ラードなど)と比べると、分子の大きさが半分くらいなので分解されやすく、肝臓に直接運ばれるのでエネルギー源として使われるまでの時間が短いです。
正しく摂れば、MCTオイルは体脂肪として身体に蓄積される前にエネルギーへと変換されるので、ブドウ糖の代わりのエネルギーとしても利用できます。
結果、糖質を減らすダイエットに効果的なオイルと言われて注目が集まっています。
使い方の注意点と上手く使うコツ
MCTの効果を発揮するためには、その使い方に気をつけておきたいことがあります。
以下の3つのポイントについて解説します。
・調理時に熱さない
・量は1日大さじまで
・タイミングは朝がベスト
熱さずにサラダやコーヒーに混ぜて使う
「MCT “オイル” 」となっているので、サラダ油やオリーブオイルのように食材を炒めたり、揚げたりに使うことを想像すると思います。
ただし、実際のところ、MCTオイルは発火点が低く、そのような使い方に適していません。
どんな油にも一定の温度を超えると、煙が上がって発火するポイントがあり、食用油の発火点は370〜400度で、300〜320度になると引火すると言われています。
一方、MCTオイルは140度になると、煙が立ち始めます。
つまり、炒めものや揚げものではなく、サラダにあえたり、スムージーやコーヒーに混ぜたりするのが安全で正しい摂り方になります。
1日の目安は大さじ1杯
その魅力的な特徴である「ダイエットに良い」という部分だけが広がって、過剰に摂取してしまうケースがあります。
MCTオイルは、身体にさまざまな良い影響を与えてくれるとされていますが、その正体は油なので、過剰摂取には注意が必要です。
1日の摂取目安量は小さじ1杯〜大さじ1杯程度です。
また、たとえ適正範囲内でもいきなり量を増やすとお腹がゆるくなってしまうこともあるので、少量から徐々に量を増やしていくようにしましょう。
定番の使い方の中に「コーヒーに入れる」というものがありますが、この場合も最初は少量から鳴らしていく方が良いですよ。
また、MCTオイルは純度を高めるために人工的に精製されたオイルです。偏って摂ることは良い効果だけでなく、悪い効果を起こす可能性もあります。
オリーブオイルにはビタミンEやポリフェノールが豊富ですし、アマニ油にはオメガ3脂肪酸が多く女性ホルモンに似た働きをしてくれます。青魚に多く含まれるDHA・EPAには血液をサラサラにする作用があることが今では誰もが知っています。
つまり、油はそれぞれが大事な働きをしているので、何かに偏らずバランスよく取り入れていくことが大切であると言えますね。
3時間おきがベスト|難しければ朝に
気になるのは「どのタイミングで摂るのが良いのか」というところです。
結論から言うと、MCTオイルは3時間で消化吸収されるので、少量ずつを3時間ごとに摂取するのが理想的です。
すると、身体の中に常にケトン体がある状態で過ごせるので、効率よく脂肪を燃やし続けてくれます。
それが難しい場合は、朝に摂取することをオススメします。
理由としては、摂取した後の活動時間が長いので、1日かけてしっかりとエネルギーを消費することができるからです。
夜にしか取れない場合の注意点は?
MCTオイルを摂取するのは朝が理想的、少なくとも日中がベターです。
ただ、夜にしか摂ることができなくても以下の注意点に気をつければ、十分に効果を期待することができます。
<夜にMCTオイルを摂るときの注意点>
・日中の糖質の摂り過ぎに注意
・寝る3時間前までには摂る
日中に摂取した糖質を消費しきれていないと、身体はMCTオイルを消化するところまで手が回りません。
いくら消化の良いMCTオイルを摂っても、結果として身体に蓄積してしまっては元も子もありません。
夜間は日中に比べるとエネルギー消費はかなり少なくなるので、摂るのが遅くなっても寝る直前にはならないようにしましょう。
MCTオイルを使ったおすすめレシピ
バターコーヒー
ブラックコーヒーにバターとMCTオイルを混ぜて作ります。
アメリカでは「朝飲むと、スッキリして銃弾すら防げる身体になる」という面白いいわれがあり、古くから愛されています。
「完全無欠コーヒー」や「防弾コーヒー」などと呼ばれたりします。
バターコーヒーの材料・作り方
・ブラックコーヒー
・グラスフェッドバター
・MCTオイル
作り方は簡単で、コーヒーにバターとMCTオイルを入れて、ミキサーで撹拌すれば完成です。
おいしいバターコーヒーを作るコツは、コーヒーはできるだけ良い豆を使い、グラスフェットバターを使うこととされています。
MCTオイルスクランブルエッグ
MCTオイルの使い方の注意として「熱しない」ということを挙げましたが、弱火ならOKです。
MCTスクランブルエッグの材料
・卵 2個
・豆乳 大さじ1杯半
・塩コショウ
・オリーブオイル
・MCTオイル
今回紹介した以外にもサラダにかけるドレッシングとして
「MCTオイル:しょうゆ=2:1」
の比率で混ぜると手軽なMCTドレッシングができます。
まとめ
<記事で紹介したMCTオイルの特徴>
・糖質制限との相性が良い
・加熱する時は弱火で
・適量は大さじ1杯
・朝の摂取がおすすめ
MCTオイルは、糖質制限と組み合わせた上で正しい摂り方をすると、ダイエットに非常に良い効果を発揮します。
まずは少量からMCTオイルを取り入れることにチャレンジしてみてください。