人生最後のダイエット

ダイエットを成功へ導く唯一の方法

皆さん、「ダイエットとは何か?」と訊かれたら、何と答えるでしょうか。

多くの人は、「痩せるために、食事制限や運動を頑張ること」などのように答えるのではないかと思います。

しかし、これは、厳密にいえば、そもそも本来のあるべき「ダイエット」ではない、と我々は考えています。

私たちが普段、無料カウンセリングなどで初回の相談を受ける際、患者さんの希望や要望を聞いてみると、私たちが提唱しているメディカルダイエットと、患者さんが期待する「ダイエット」には大きな隔たりがあり、乖離・ギャップを感じることがあります。

そして、残念ながら、無料カウンセリングの中で、そのギャップを十分理解せずに、「とにかくラクして痩せたい」「安く、手軽に痩せたい」と言って、メディカルダイエットを安易に始める人に限って、うまく続けられなかったり、成果が出なかったりします。

我々が、無料カウンセリングの中で、まず一番最初にお伝えするのは、「ダイエットの本質」についてです。

その本質を理解してダイエットに取り組む人と、理解せずにダイエットに取り組む人では、得られる成果が全く違うものとなってしまいます。

そこで、メディカルダイエットに関心があってこのホームページをご覧になっている皆さんにも、「ダイエットとは何か?」を少し考えてもらえれば、と思っています。

ちなみに、「ダイエット」について、Wikipediaで調べてみると、下記のように書かれています。

 

(以下、Wikipediaから抜粋)

語源

古代ギリシア語δίαιτα」(「ディーエター」と読む)を起源とし、「生活習慣」「生き方」[3][4]、「住まい」「食事療法」[4] を意味する。この単語は、「diaitasthai」(「生きる、暮らす、人生を歩む」[3][4])、「diaitan」(「食べ物と飲み物を分けて選ぶ」)に由来する(「dia」は「離れる」、「ainysthai」は「手に取る」[4])。このギリシア語δίαιτα」がラテン語の「diaeta」、そこから「日々の仕事、賃金、毎日食べるもの」を意味する中世ラテン語dieta」として使われるようになる[4]。12世紀のころには「規則的に食べるもの」を意味する言葉として使われ、13世紀ごろの古フランス語diète」(「食べ物、料理」「規定食」の意)を経て、英語に輸入された[4]。この単語が英語に初めて登場したのも13世紀である[3]

14世紀後半以降は「摂取量と効果を考慮した食べ物」「医師の指示や医学上の理由に基づく食事療法」「特定の食べ物の摂取を制限する」「健康を守るために自身の食事を制限する」という意味で使われていた[4]。「肥満を防ぐために食事を制限する」という意味で使われるようになったのは1650年代からである[4]。中世英語(12世紀から15世紀末まで)のころには「生き方」「生活習慣」を意味する言葉として使われており、これがこの単語の本来の意味である[3]

 

 

ここにあるように、「Diet」のもともとの意味は、「生活習慣」や「食事」であり、「ダイエット=痩せる」という意味ではありませんでした。

 

そして、それこそが、我々が、考えるダイエットにも繋がると考えています。

 

というのも、私たちが、無料カウンセリングの中で一番最初にお話しするのは、「食事の重要性」についてです。

 

ダイエットについて尋ねられた時、我々の基本的な考え方については、次のようにお伝えをしています。

 

ダイエットの本質は、日々の食生活にあります。
なぜなら、ヒトの身体は、食べた物で作られているからです。
したがって、あなたの体型を決めるのは、薬でも、痩身機器でもありません。
「何をどの程度食べるか。」そんなあなた自身の、毎日の選択の積み重ねのみが、
あなたの体型を変えてくれる唯一の力です。

 

もしあなたが、本当に自身の体型を変えたいなら、
「何を使ってダイエットをするか」
「どんなダイエットに挑戦するか」だけでなく、
毎日の「食」に対する、ご自身の意識から変えていきましょう。

 

すなわちダイエットとは、あなたの理想の身体を作るために、必要なものを摂取し、不要なものを摂取しないよう選択し、「毎日の食のバランスを、自分自身で整えていく」ことです。

したがって、ダイエットとは、「自転車の練習」と同じようなものだともお伝えしています。

 

要するに、理想の身体や体型を目的地として目指そうと思うのなら、ただ自転車に跨るだけでは、その目的地には辿り着けません。

自分の手でハンドルを握り、自分の脚でペダルを漕ぎ、自分の身体でバランスを取り、ご自身の目的地まで進んでいくことが必要なのです。

 

私たちのメディカルダイエットのゴールは、「個々のダイエットの自律」です。

GLP-1受容体作動薬などは、自転車の「補助輪」のようなものと考えてもらうのが良いでしょう。

当院では、多くの人に対して、ダイエットを始めた最初のうちは、適切な食事バランスに慣れていくためにも、こういった「補助輪」をうまく利用することを推奨しています。

したがって、「とりあえ補助輪を貸してほしい」という方には、もちろん対応していますが、残念ながら人によっては、ご自身が思い描く理想の体型までの道のりがかなり険しく、補助輪をつけたままでは、思うように前に進めない人もいます。

誰しも、ダイエットに取り組む以上は、いつかどこかのタイミングで、その補助輪を外して、自身でバランスを取って前に進まなくてはいけない時が必ず来ます。

つまり、その人が補助輪を外して、自身でバランスを取って前に進もうとしてからが、本当のダイエットだとも言えるでしょう。

しかし、これもまた自転車と同じで、一旦乗りこなしてしまえば、そう簡単にリバウンドすることもなくなります。

私たちのメディカルダイエットのゴールは、「個々のダイエットの自律」だと述べましたが、それは皆さんにとって、一生涯通用する財産にもなるでしょう。

そして、患者様一人一人が、日々の食のバランスを取り、自身の力で理想の身体に行けるように全力でサポートするのが、我々の本懐であると考えています。

 

平山医師

医師

Hirayama Takashi

いつでも安心して、専門医に相談できるクリニックで、健康的なダイエットをサポートします。